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    海外労働短信/10月7日に声上げよう/ディーセントワークデー

     働きがいのある人間らしい仕事の実現を訴えるディーセントワークデー行動が10月7日、世界各国で取り組まれる。今年で11回目。国際労働組合総連合(ITUC)は「多国籍企業や富裕層に有利な今のルールを変えよう」を合言葉に、諸行動に取り組むよう呼びかけている。

     「ディーセントワーク」は1999年の国際労働機関(ILO)総会で提唱された。2008年にはITUCが同日を「世界行動デー」と位置付けた。

     ITUCのシャラン・バロウ書記長は「不公正なグローバル経済体制の下、民主主義の空間が縮小し、多くの国で労働者の権利が劣化している」と指摘。今こそこうしたルールの変更が必要だと訴えている。