「地震の国に原発はいらない」「福島の切り捨てを許さない」――さようなら原発全国集会が9月17日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれ、労組員や市民ら約8千人が全国から参加。原発再稼働反対などを訴えた。
集会は「さようなら原発」1000万署名市民の会の主催。呼びかけ人のルポライター・鎌田慧さんは、東京電力福島第1原発事故の避難者が支援打ち切りなどで追い詰められる中での再稼働について「こんな不道徳なことは許せない」と批判。同じく呼びかけ人の作家・澤地久枝さんは「力は小さいけれど、私たちが頑張っていくしか日本にはもう道はない」と訴えた。
元首相の小泉純一郎氏も参加する原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟の吉原毅会長は、原発の耐震性能が一般住宅よりも悪いことなどを指摘し「こうした事実を広めていくことで、多くの人を(原発ゼロの)仲間に引き込んでいこう」と呼びかけた。
〈写真〉「フクシマ切り捨て許さない」と訴える呼びかけ人ら(9月17日)
〈写真〉会場は「NO!原発推進」の思いで一つに(9月17日)
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