トルコで建設が進むイスタンブール新空港で、労働災害が相次いでいる。4年前の着工以来、公式発表でも35人の労働者が命を落としている。
9月14日には17人が負傷する大事故が起きた。このため、1万5千人の労働者が一斉に職務を放棄し、労働条件の改善や職場の安全確保を求めた。
これに対し当局は、特別機動隊2千人を動員し、催涙ガスや放水車を使って鎮圧。建設労組の指導部を含む600人を拘束し、多数を不当解雇した。革新系ナショナルセンターDISKは、弾圧に強く抗議している。
建設労働者の雇用は、短期や派遣が多数を占め、外国からの移住労働者も多い。DISKによれば、他の巨大建設プロジェクトでも労働環境は劣悪だという。
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