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    5年連続2%超えに/松谷フード連合会長が評価

     食品製造業労組でつくるフード連合の松谷和重会長は9月10日、2018春闘を振り返り、定期昇給相当分込みで5年連続2%超えとなったことについて、加盟組合の健闘をたたえた。

     178組合の回答は加重平均で6374円(2・24%)。ベースアップの平均は162組合で1286円(0・45%)となった。松谷会長は、業種別部会や親会社労組、地区協、地方連合会などが支援し「総がかりで縦横斜めの取り組みを展開してきた」と指摘。5年連続で2%を超えたこと、4年以上ベアを獲得した組合が3割以上に上ることを報告し、「粘り強い交渉の結果」と語った。

     18年度改定で平均26円の引き上げとなった地域別最賃にも触れ「まさに社会的要請。ただ最賃の最高額水準でも年間200万円程度にしかならず、家族を養える水準としてさらなる引き上げが必要」と強調した。