ナショナルセンターのオーストラリア労働組合評議会(ACTU)は8月31日の「平等賃金の日」に当たって、声明を発表。女性労働者が男性と同等の賃金を得るには、年間62日間も余分に働かなければならないと訴えた上で、家庭責任などを負うことが多い女性に対する処遇改善が不可欠と指摘した。
格差是正に向けた処遇改善として、組合が要求しているのは(1)家庭内暴力などの被害者を対象とした10日の有給休暇(2)育児・介護を想定した柔軟な勤務体系(3)育児休暇の拡大――など。
ACTUは、育児や介護などの家庭責任は女性が負うべきとの慣習がまだまだ強いため、働く女性が仕事を続けにくい現実があり、是正が必要としている。
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