英国の最高経営責任者(CEO)の年収が一般労働者の195倍に達していることが、このほど公表された調査で分かった。
調査は人事労務関係のCIPD社が行っているもので、英国の株価時価総額トップ100企業について調べた。それによると、CEOの年収は昨年、11%も増加して1人当たり平均570万ポンド(約8億1510万円)。一般労働者の195倍だ。
ナショナルセンターの英国労働組合会議(TUC)は「一般労働者は昨年、物価上昇率以下の2%しか収入が増えていない。格差は昨年から顕著になった」と指摘。政府に対し、最低賃金の大幅引き上げなども求めている。
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