労働政策審議会(厚生労働大臣の諮問機関)の雇用環境・均等分科会で8月27日、パワーハラスメント防止対策の議論が始まった。(1)女性の活躍の推進のための対策(2)パワーハラスメント防止対策(3)働き方改革関連法の施行に伴う労働時間等設定改善指針の改正など――について今後検討していくことを確認した。
女性活躍の議論では、労働側委員が東京医科大の入試差別について「明確な女性差別であり、入学前の試験で差別を行った背景には女性医師の働き方の問題がある。女性活躍を進めている中でこういう事件が起きているのは大変深刻」と指摘。セクハラやLGBT(性的少数者)への差別発言が社会問題化したことも踏まえ、法改正を含めた議論が必要と述べた。
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