宗派を超えて平和を訴えている「宗教者ネットワーク」は8月23日、急逝した翁長雄志沖縄県知事を悼む院内集会を開いた。参加者らは黙とうした後、辺野古新基地建設反対運動の今後について語り合った。
知事選(9月30日投票)には、自民・公明両党が推薦する佐喜真敦氏と、「オール沖縄」勢力が推す玉城デニー氏が立候補するとみられる。
沖縄一坪反戦地主会関東ブロックの宮平真弥氏は「翁長さんは工事を遅れさせはしたが、止めることはできなかった」と厳しく総括。その上で「基地建設賛成派の佐喜真氏が当選すれば、工事速度は加速する。現場の基地反対運動を盛り上げることが何よりも重要だ」と訴えた。
総がかり行動実行委員会の筑紫建彦氏は、佐喜真氏が出馬に当たって経済振興策を訴え、基地建設の賛否を示さなかったことについて「選挙の争点隠しだ」と指摘した。
筑紫建彦さんは知事選に向けて佐喜真陣営が「(争点は)新基地ではなく経済振興」としていることを批判した
集会後に行われた宗教者の祈念行動
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