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    最賃1500円実現を訴え/神奈川労連など/横浜市内でダンプデモ

     神奈川労連などでつくる実行委員会主催の「最低賃金を1500円に上げろ! 希望のダンプカーデモ」が7月15日、横浜市内で行われた。参加者はJR桜木町駅から横浜高速鉄道みなとみらい駅まで、音響機器を載せたダンプカーを先頭にデモ行進し、「最低賃金1500円に上げよう」「長時間労働今すぐなくそう」と、道行く人にコールした。

     ダンプデモは今年で2回目。立憲民主党、共産党、自由党の代表が出発前の集会であいさつした。過労によるバイク事故で24歳の息子を失った「神奈川過労死等を考える家族の会」の渡辺淳子さんは「過労死がある日本社会を恥ずかしく思う。私たちは働くために生きているのではなく、生きるために働いている」と述べた。

     4人の子どもを育てながら働いている、ユーコープ労組の女性組合員は「今のままの最低賃金だと生活にゆとりが持てない。最賃1500円が子どもを育てるために必要」と呼びかけた。

     神奈川最賃裁判の原告だった非正規公務員の女性は「今の仕事が好きでも、格差に甘んじなければいけない」と、苦しい非正規労働者の実態を訴えた。

     

    ダンプの車体には「最賃1500円になったらやりたいこと」の願いをプリントしたプラカードが張り付けられた(7月15日、横浜市内で)

    「最賃1500円」実現を訴えるデモ参加者(7月15日、横浜市内で)