ウクライナの炭鉱労働者数百人が6月19、20の両日、首都キエフにある国会前で抗議行動を繰り広げ、賃金未払いの解消と、石炭産業の再活性化を要求した。
行動に参加した労働者の中には、2015年から賃金が支払われていない者もいた。組合の試算では、約33億円の未払いが発生しているという。
ウクライナの炭鉱は国営だが、財政難によって生産量は激減。2013年の8300万トンから、昨年は3490万トンに減っている。安全対策にも手がつかず、事故が頻発している。
抗議行動の後、エネルギー大臣が労組代表と面会し、未払い賃金の一部を払うと明言した。約束が守られない場合は、再度抗議行動を展開する構えだ。
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