同家族の会記念シンポでは、「ブラック部活動」の問題に詳しい内田良名古屋大学大学院准教授が教員の長時間労働について講演。「教員の長時間労働も部活動と本質は同じ。管理も制度設計もない部活動が自主的な活動として加熱し、巨大化するように、子どもたちのためだとして残業が増える」と指摘した。
その背景には、時間外勤務手当や休日出勤手当を支払わない代わりに月給4%分を支給する給特法があるという。「ブラック企業の場合は、労働への対価を払わないという問題だが、教員の時間外労働は法律上、労働ではないという異常事態が続いている」と批判。給特法を抜本的に変更し、労基法37条(残業代の支給)を適用することが望ましいと述べた。
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