化粧品大手イブ・ロシェ(本社フランス)のトルコ子会社で労働組合を結成したところ、組合員が次々に解雇されている。5月18日時点で115人に達し、組合は社前で抗議行動を繰り広げている。
組合は労働省の承認を得ているが、会社は認めず、団体交渉も拒否した。
同15日には、イスラム教の神聖な1カ月であるラマダンがスタート。日中には断食を行い、争い事などを戒めているが、組合はあえて会社に抗議。行動は国民からも支持を得ているという。
国際産別組織インダストリオールは「会社はトルコの労働法に違反し、国際労働機関(ILO)の基本的な条約にも反している」と、厳しく批判している。
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