「過労死等防止について考える議員連盟」(過労死等防止議連、会長・馳浩衆院議員)の総会が5月17日、国会内で開かれ、厚生労働省内で検討中の「過労死等の防止のための対策に関する大綱」改定案について意見交換した。同省の村山誠労働基準局総務課長は議員の質問に答えて「昨年閣議決定された過労死白書でも労働時間把握の重要性が示されていた。大きな方向性としては労働時間の把握が大事だということは間違いない」と語った。
過労死弁護団全国連絡会議と全国過労死を考える家族の会の遺族らも総会に出席、労災認定基準見直しへの協力を要請した。
大綱は、2014年に施行された過労死等防止対策推進法を踏まえ、翌年策定された。勤務間インターバル制導入やストレスチェック活用など、新たな数値目標を定めた改定案が同省内で近く策定される。
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