デンマークの公務労組は5月1日、今後3年間で8・1%の賃上げを獲得した。地方自治体や国の公務員約70万人に適用される。 交渉は、地方自治体、中央政府と個別に行われた。話し合いが行き詰った局面では労組がストライキを提起したが、当局側が(労働者を排除する)ロックアウトの構えを見せるなど、交渉は難航した。
労使合意の内容は、トータルで8・1%の賃上げを確保した上で、民間企業並みの賃上げ率や低賃金職種における男女差別の改善などを盛り込んでいる。
無給化が狙われていた昼休み休憩の権利は、有給で維持させることができた。教師の労働時間については合意に達せず、引き続き協議することになった。
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