国際労働組合総連合(ITUC)などが、国際サッカー連盟(FIFA)に対し、イランの女性がサッカーの試合観戦を禁止されている状況を是正するよう求めている。ロシアで開かれるワールドカップ(6月14日~)で適切な対策を取るべきという。
イランやヨーロッパの人権団体も同じ趣旨でオンライン署名を呼びかけている。
イラン政府はこれまでも是正には後ろ向きな態度を続けてきた。今年3月1日にはテヘランで行われた試合の際、会場に入ろうとした女性35人が逮捕された。
ITUCのシャラン・バロウ書記長は「イランはこれまでも労働者の権利侵害や女性差別を行ってきた国だ。今回の問題でFIFAは断固とした姿勢を示すべきだ」と話している。
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