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    「極めて憂慮すべき」/働き方法案で神津連合会長

     相次ぐ政権の不祥事で国会が空転し、働き方改革関連法案の審議入りが見通せない状況について、連合の神津里季生会長は4月19日、「極めて憂慮すべき事態。法案の審議をしっかりしていただきたい」と語った。定例会見での発言。

     神津会長は、高度プロフェッショナル制度は「不必要」としつつ、関連法案にある罰則付き残業上限規制の新設と、「同一労働同一賃金ガイドライン」関連の改正案については、「極めて大事。一刻も早く行うべき課題」と説明。

     その上で、「森友・加計問題が災いして国民にとって必要な審議に入れないというのは、極めて憂慮すべき事態。働き方改革関連法案に対する(民進、希望、立憲民主の)3党の対案は極めて良い内容で、連合の主張を随所に取り込んでいる。その法案の審議をしっかりしていただきたい」と述べた。