文部科学省の中央教育審議会「学校における働き方改革特別部会」が4月5日、校長や教頭を補助する主幹教諭の活用事例を中心に組織運営体制について議論した。部会では、深刻な長時間労働の是正に向けた抜本的な対策が話し合われない状況が続いている。
佐古秀一・鳴門教育大学副学長は、主幹教諭の配置拡大が管理強化につながるとした上で、教員が同僚間で学校の課題や教育実践を自由に議論し合う「協働化」の方が望ましいと指摘。焦点の長時間労働解消を進める上では「人員増が基本ではないか。業務量の見直しだけでは実効性が伴わない」と教員定数に言及した。
コメントをお書きください