連合の神津里季生会長は3月14日の会見で、金属関係労組などに示された回答状況について「賃上げでは昨年を上回る水準。今後の交渉に対する追い風になる、元気の出る内容だ」と語った。
トヨタ自動車でベア額が明示されない回答(諸手当込みで3・3%)が示されたことには、「かつてのインフレ時代のように上げ幅ばかりが注目される春闘では駄目だと言ってきた。その点で、トヨタの回答は一石を投じた面もあり、個人的には一概に否定的に捉えるべきではないと思う」との考え方を示した。
一方、財務省による公文書改ざんが発覚して国会が混乱している問題について「官僚の忖度(そんたく)が横行すること自体、一強政治によるおごりの表れ。国会に正しい情報を示さないのは由々しき問題だ」と批判した。
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