「第一交通をまともな会社にする会」(会長・榑松佐一愛労連議長)は2月22日、法令違反を重ねている鯱(しゃち)第一交通などによる県営名古屋空港タクシープールの利用停止などを求め、愛知県と名古屋市に要請した。
第一交通は、全国34都道府県で営業する業界最大手のタクシーグループ。愛知県内では鯱第一交通など4社が傘下にある。同会によると、組合つぶしや最賃法違反、残業代不払い、有給休暇の取得拒否、車両の法定点検・メーター検査の未実施、運行管理者の不在による点呼未実施などの違法行為を重ねているという。
「市民の安全と安心を守るため、自治体としても必要な措置を取るべきだ」として、今回の要請を実施したという。具体的には名古屋空港のタクシープール利用停止に加え、自治体によるタクシー利用もやめるよう求めている。
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