裁量労働制で働く人の方が、一般の労働時間規制で働く人よりも労働時間が短いと、首相をはじめ政府関係者が国会で答弁した問題について、連合の神津里季生会長は2月16日の定例会見で、「極めて問題だ」と厳しく批判した。裁量制の運用実態についても問題が多いと指摘している。
裁量制と一般労働者の比較に際し性質の異なるデータを用いていたとして、安倍首相は14日、裁量制に関する答弁を撤回した。神津会長は会見の冒頭で自らこの問題に触れ「印象操作であり、極めて問題だ」と批判。実際には働き方の裁量がないのに、裁量制を適用されているケースが多い問題に触れ、運用の改善が必要と強調した。
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