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    Q&A/安倍改憲で「何も変わらない」?/狙いは交戦権否認の空文化

     Q 改憲をめぐる首相答弁が話題だね。

     A 憲法9条への自衛隊明記が安倍改憲案の柱だけど、この改憲案が実現しても何も変わらないと言っているんだ。

     Q どういう言い方?

     A 改憲案が国民投票で否決されたとしても「(自衛隊の合憲性は)変わらない」って答弁した。しかも、首相は「(改憲しても)自衛隊の任務や権限に変更はない」「2項を残す私の(改憲)案では…今までと同じだ」と繰り返し述べている。しかも、首相は「(改憲しても)自衛隊の任務や権限に変更はない」「2項を残す私の(改憲)案では…今までと同じだ」とも語っている。

     Q 説明通りなら改憲の必要性はゼロだね。

     A 首相としては「何も変わらないから安心して改憲に賛成を」と言いたいんだろうね。でも憲法学者の多くは「法律には後法優先の原則がある。自衛隊を明記すれば交戦権を否認した2項は死文化する」と指摘している。戦争法を強行した姿勢を考えると、改憲で集団的自衛権行使の制約を取り除こうとしていると考えるべきだよ。

     Q 改憲した首相として名前を残したいだけ?

     A 自民党憲法改正推進本部の細田博之部長が最近こんな発言をした。「1、2項を維持して自衛隊を明記する案と、2項削除の自民党改憲草案の違いは、実はない」。本音はここだと思うよ。

     

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    コメント: 1
    • #1

      山本 (火曜日, 27 2月 2018 10:59)

      そのとおり!(拍手)
      何も変わらない改憲なら時間と税金を使うのは愚かですね。
      しかも、安倍首相は「護憲派」ということになります。国会で聞いてみたら良いと思いますよ。
      国会議員「安倍首相は護憲派ですね」
      アベ「?」
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      もし、別の狙い。つまり主権者に明かされていない意図があるなら、主権者の理解していないことが憲法という「主権者から国家権力への命令書」に書き込まれることになり、憲法前文の精神から言って・・・まぁ~国家権力によるクーデター的なやり口になる。
      つまり「スジが悪い」ですね。