石油・天然ガス大手ロイヤル・ダッチ・シェルが膨大な利益を計上したのを受けて、製造業労組の国際産別インダストリオールが「利益を株主配当に回すだけでなく、雇用の不安定な契約労働者の常用雇用化に充てるべきだ」と迫っている。
同労組の2月1日付ニュースによると、シェルは2017年に130億ドル(約1兆4170億円)の利益を上げた。同社は全世界で8万5千人の正社員と、19万人の契約労働者(有期雇用)を雇用している。
契約労働者の仕事は、長時間で低賃金が特徴。しかも危険な作業に従事し、解雇も容易だという。労組は「シェルは不安定雇用政策からの脱却を」と訴えている。
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