ドイツ金属労組(IGメタル)は2月5日、南西地区の交渉で経営側と新たな労働協約について合意した。4・3%の賃上げと併せ、育児や介護のための労働時間短縮(週35時間→28時間)も実現。協約は同地区の90万人に適用され、全国に波及する見通しだ。
今回の交渉で注目されたのは新たな労働時間短縮の要求。最大2年間、週28時間労働で働くことが可能となり、元の35時間制への復帰も保障された。
現地の報道によれば、時間短縮に伴って収入は減るが、親の介護などを行う労働者には別途、特別の有給休暇が与えられる。経営側は当初、制度導入に反対していたが、通常より長い40時間労働制での新規雇用を可能にしたことで折り合いをつけた。
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