ドイツ金属労組(IGメタル)の賃上げ交渉が大詰めを迎えつつある。今回は6%の賃上げに加え、育児・介護に携わる労働者を対象とした労働時間短縮(週35時間→週28時間)と手当支給が柱。使用者側は2%賃上げの意向だけを明らかにしている。
組合要求の労働時間短縮は、週当たり7時間を縮減するという内容(使える期間は最長2年)。収入減を補うため月200ユーロ(約2万7千円)の支給を求めている。
組合は「従来は、経営側にとって都合のいい労働時間の柔軟化が行われた。今度は労働者の生活のための柔軟化を求めたい」と語っている。女性労働者にとって働きやすい職場をつくり、男性の育児・介護参加を促すという効果も期待できると主張している。
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