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    「千載一遇のチャンス」/賃上げで安河内JAM会長

     JAMの安河内賢弘会長は1月19日に開いた中央委員会で、今春闘の交渉環境の良さを指摘し「千載一遇のチャンス」とハッパを掛けた。30歳26万円などの個別賃金要求や1万500円以上の要求基準を決めた。

     同会長は「景気の状況はよく、為替は安定し、物価も上昇した。空前の人手不足でもある。首相が3%上げろと言い、経労委報告は渋々ながらしなければならないと述べている。千載一遇のチャンスだ。今年ベア要求できなければどんな状況でも春闘を闘えない」と訴えた。

     中小企業が生み出した付加価値を適正に評価し賃上げ原資を確保するJAMの社会運動については「日本の製造業の品質を支えてきたのは中小企業。世界最高の素材や部品があるから世界最高の製品を作ることができる。これを社会全体の常識にする必要がある」と強調した。