国際食品労連(IUF)に加盟するオーストラリアの全国労働組合(NUW)が、水専業会社のマウンテンH2O社と団体協約を締結した。日本のアサヒグループホールディングスが2012年に買収、2年前にボトル詰め工場を新設したが、従業員80人の半数が臨時雇用であったため、組合が正規化に取り組んでいた。
新協約は20年5月まで有効で、20人の正規化とともに臨時雇用の従業員対策にも引き続き取り組む。賃上げは20年まで毎年7・5%アップで合意。組合代議員は、研修などのために組合休暇を取ることができ、新代議員の場合は1年で最高14日取得できる。
IUFは支援のため、アサヒグループの泉谷直木代表取締役会長兼CEO宛てに国際オンライン署名を展開し、この半年の間で3400筆を集めていた。NUWもマウンテンH2O社宛てのハガキ行動を取り組んでいた。(労働ジャーナリスト 丘野進)
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