製造業関係の労組でつくる国際産別インダストリオールが、事故が相次いでいるパキスタンの炭鉱について、安全性確保を求めるキャンペーンを始めた。
11月21、22日の両日には国際労働機関(ILO)も同国で初めて、炭鉱の安全性をめぐる問題で政労使の会合を開催。会合では「パキスタンの炭鉱はおそらく世界で最も規制が緩い」と指摘された。
労組は炭鉱における安全と健康に関するILO176号条約の批准と、国内法の整備を求めている。「政府は利益よりも炭鉱労働者の命を優先すべき」と訴え、老朽化した設備の改善や業務の下請け化を規制すべきだと強調している。
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