オーストラリアのグランドサービス大手エアロケア社が10月19日、労働者の処遇に関し、労使紛争を扱うフェアワーク委員会から違法性を指摘された。労働組合は是正を求めている。
グランドサービスは、空港で航空機の誘導や手荷物の搬送、機体の整備・清掃などを行う業務だ。
同社は低賃金に加え、分割した違法勤務シフトを採用。17時間拘束で労働者を帰宅させず、空港での寝泊りを強要したりしている。それでも賃金は6時間分程度しか払わないという。
組合は「こんなひどい条件では、貧困状態から抜け出せないし、空港の安全を確保する上でも問題がある」と指摘している。
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