「私たちは戦争を許さない市民大集会」が9月28日、東京都内で開かれた。主催は安保法制違憲訴訟の会。2015年に成立した安保法制の違憲性を訴え、7千人を超える原告が全国21の裁判所で24の訴訟を闘っている。
集会では、伊藤真共同代表が基調講演を行い、沖縄平和運動センターの山城博治議長らがスピーチした。
●国防国家の再来防ごう/伊藤真弁護士(訴訟の会共同代表)
憲法9条は国際的にみても重要だ。とりわけ2項は、核爆弾の被害を受けた国民が「自国の交戦権も認めない」としたもので世界に例がない。ここが改悪されれば、戦前のように国防が人権制約の根拠として大手を振るうことになる。
9条によって、戦争で殺しも殺されもせず72年過ごすことができた。終戦までは他国を武力侵略していたので、まだ「たった72年」ともいえる。この間、平和国家として築いてきたものを守ろう。
たとえばアフガニスタン戦争で荒廃した土地を日本の非政府組織(NGO)が緑化復興させた。こうした国際貢献こそが進むべき道だ。
●衆院選、沖縄も頑張る/山城博治氏(沖縄平和運動センター議長)
首相はトランプ米大統領に加担して、北朝鮮挑発を繰り返している。「もしも」の事態が起きれば、ミサイルなどの標的になるのは、米軍基地のある沖縄や長崎、神奈川などだ。ふざけるなといいたい。衆院選では沖縄選出の国会議員をもう一度当選させるため頑張る。
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