「安倍も小池も今すぐ辞めろ」「全体主義の日本はいらない」――9月30日午後、東京・JR新宿駅周辺で、市民が声を上げた。若者らのグループ「未来のための公共」などでつくる実行委員会が主催し、デモには約1500人(主催者発表)が参加した。
デモ前には民進党の枝野幸男代表代行と、日本共産党の山添拓参院議員が駆け付け、参加者を激励。枝野氏は「希望の党」への「合流」の動きに触れながら「これまで国民に約束してきたことを政治家の都合で変えてはならない。民主主義、立憲主義、表現の自由、情報公開など、安倍政権が壊してきた大事なもの、社会の基本はしっかり守る。私はぶれない、こびない」と述べ、新党結党など今後については「もう少しだけ待ってほしい」と語った。
山添議員は「この選挙の最大の争点は暴走する安倍政権を終わらせること。その最大の問題が安保関連法の廃止と憲法9条の改憲阻止だ。この問題で安倍政権と一致している希望の党は安倍政権との対決軸にはなりえない」と指摘した。
約1時間にわたり新宿駅周辺を行進。参加した女性は「安倍さんは『こんな人たちには負けない』って言った。こんな人たちはしぶといし、諦めない人たちだと示したい」と述べた。
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