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    対話による外交努力を/北朝鮮問題で日本青年団

     日本青年団協議会は9月19日の常任理事会で北朝鮮によるミサイル発射と核実験に対する緊急声明をまとめ、発表した。同国の行為を「見過ごせない」と批判しつつ、日本政府や国際社会に対しては「制裁や圧力ではなく、対話による外交努力で問題解決を図ってほしい」と訴えている。

     声明は1979年から始まった同国青年との交流の歴史に触れながら「対話を通じた信頼関係こそがアジアの平和に重要な役割を果たすことを痛感している」と指摘。いかなる国に対しても武力ではなく、対話を通じた外交が必要と説く。

     その上で、国際社会が強めている制裁や圧力については「在日朝鮮の人たちを追い込み、ヘイトスピーチに見られる誹謗・中傷をより一層助長させ、民間交流の機会さえ失わせてしまう危険性がある」と述べ、あらためて「対話による外交努力」を求めた。