離党者は推薦しない／神津連合会長

　連合の神津里季生会長は９月５日、民進党を離党した細野豪志前代表代行の訪問（同日）を受けたことを明かし、「離党者は推薦しない」と明言した。金属労協大会でのあいさつ。

　神津会長は、民進党が自民党に代わる選択肢にならなければならないと述べた上で、細野氏の離党については「日本の政治の混迷の度をさらに深めることになる。同志が党の立て直しに躍起になっている時に理解は得られない」と批判。「さらなる離党者をいざなうような行動は、さらなる不信感を深めることにしかならない。離党者を推薦するわけにはいかない」と断言した。

　都議選の際、連合東京が都民ファーストの候補者を推薦したことで、連合本部も民進離党者を推薦するのではないかとの誤解があるとも述べ、「明確に打ち消さなければならない」と離党の連鎖をけん制した。