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    海外労働短信/交渉通じ飲料水を確保/NZのキウイ農園労働者

     国際食品労連(IUF)の8月15日付ニュースによると、ニュージーランド北部のキウイフルーツ農園で働く労働者たちが、交渉を通じて「清潔な飲み水」を確保することができた。

     農園を運営しているターナーズ・アンド・グロウワーズ社は当初、労働者の要求に対し「かんがい用水を飲めばいい」と回答していた。しかし、かんがい用水は衛生設備が不十分で、しかも蛇口はトイレの隣にあるため、飲み水に適さないのは明らかだった。

     食品関係の労組「ファースト」が「清潔な水は普遍的な権利である」と継続して要求した結果、同社はやっと5カ所に飲料用の水道設備を設置したという。