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    核兵器廃絶の先頭に/原水禁世界大会・長崎(原水協など)

      原水爆禁止2017年世界大会・長崎(日本原水協など実行委員会主催)が8月7~9日に長崎市内で開かれ、「政府を(核兵器禁止)条約に参加させ、核兵器の完全廃絶に向け世界の先頭に立たせることは、私たち日本の運動の国際的な責務」などと訴える決議を採択した。

     7日の開会総会には中満泉・国連軍縮問題担当上級代表が出席。「条約は、安全保障を核兵器に依存する国にとっての警鐘」と指摘するとともに、北朝鮮の核ミサイル問題などに触れ、「緊張を緩和し、軍縮を目指す対話を促進するべきだ」と訴えた。

     約7千人が参加した9日の閉会総会には、禁止条約の国連会議で議長を務めたエレン・ホワイト氏(コスタリカ)から「発効に必要な50カ国の批准ができるだけ早く実現するように、皆さんにあらゆる努力をお願いします」とのメッセージが寄せられた。