2017年度の地域別最低賃金改定審議で、8月17日、全国の地方最低賃金審議会の答申が出そろった。最高額は東京の時給958円で、最低は8県の737円。地域間格差は16年度から3円広がり、221円となる。人口を加味した加重平均は848円で、引き上げ幅は3・03%増の25円となった。異議申し立てを経て、最も早い大阪で9月30日、最も遅い山梨、高知でも10月半ばに新たな最賃額が発効する見通しだ。
中央最賃審の引き上げ目安を上回ったのは、新潟、鳥取、宮崎、沖縄の4県。16年度最低額だった宮崎、沖縄が1円プラスとなり、最低額は福岡を除く九州各県、高知となった。
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