東京公務公共一般労組(東京自治労連加盟)は8月初め、改正地方公務員法(2020年施行)の施行中止などを求め、国際労働機関(ILO)に提訴する。一般職非正規公務員への労働三権付与を要求。当面の問題として、団体交渉権や労働委員会活用が可能な現業職と同様の扱い(地方公営企業労働関係法の適用)を求めているのが特徴だ。
改正地公法は、一般職非常勤職員や特別職非常勤職員、臨時職員の大半を新たに設ける「会計年度任用職員」に移行させ、労働時間が短い職員にも期末手当(一時金)の支給を可能とする内容。一方、今は労働基本権が保障されている特別職は、権利を剥奪されることになる。
同労組はこれまで、スト権や労働委員会を活用して運動を進めてきた。「権利剥奪は憲法違反」と主張している。
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