南米ペルーで50以上の鉱山労組が7月20日、労働法制改悪に反対してストライキを行った。翌21日には首都リマの中心街をデモ行進し、政府に対して話し合いを要求した。
改悪案は、(1)集団解雇の促進(2)解雇手当の50%削減(3)健康・安全規制の緩和(4)団体交渉権とスト権の制限(5)若者の非正規化促進――などが柱。
組合は改悪案について、「労組リーダーへの迫害をもたらし、雇用の外部委託化を促すことになる」と指摘し、反対をアピール。政府に対し、劣悪で不安定な雇用を増やすべきではないと訴えた。
金銀銅などの鉱業は、ペルーの輸出の60%を占める基幹産業だ。
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