海外労働短信／４人に１人が権利なし／英国男性の出産・育児休暇

　英国の男性労働者のうち、25％には出産・育児のための休暇が与えられていないことが、６月18日に分かった。英国労働組合会議（ＴＵＣ）が調査・分析した。

　それによると、昨年子どもが生まれた男性は約62万５千人。そのうち、15万７千人には出産・育児の休暇（最大２週間）の権利が与えられていないという。個人事業主扱いされたり、同一事業場での６カ月勤務という条件を満たしていなかったりするケースだ。

　ＴＵＣは、全ての男性労働者に権利を与えるべきだと訴えている。