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    海外労働短信/搾取労働は相変わらず/ロシアのサッカーW杯現場

     人権擁護団体のヒューマン・ライツ・ウォッチが6月14日、「レッドカード―ロシアのワールドカップ会場で働く建設労働者の搾取について」と題するリポートをまとめ、発表した。

     ロシアではサッカーのコンフェデレーションカップ(6~7月)に続き、来年にはワールドカップが開かれる。会場は国内11都市の12スタジアム。

     リポートは、6スタジアムの建設現場で労働者がひどい扱いを受けていることを告発。賃金の不払いや遅配、十分な防寒着もないままでのマイナス25度の屋外作業、労働契約書の不交付などが横行し、17人の建設労働者が死亡していることにも注意を促している。

     国際サッカー連盟(FIFA)はW杯準備に当たって、人権を最重視すると約束していた。