核兵器禁止条約の交渉会議が再開された米ニューヨークで、「核兵器を禁止する女性行進」が取り組まれるのに呼応して6月17日、東京の新宿駅周辺で「核兵器なくそう! おりづるパレード」が行われた。
東京の被爆者団体、東友会が呼びかけた行動で、被爆者26人を含む250人が参加。女性行進のシンボルカラーの赤や国連をイメージする青の服を着たり、折り鶴やパネルなどを掲げたりしながら、「核兵器禁止条約をつくろう」「政府は条約賛成を」とコールして条約の実現を沿道に呼びかけた。
パレードに先立つ出発集会であいさつした広島の被爆者、山田玲子さんは「私たちは長い間、核兵器をなくせ、被爆者をつくるな、命あるうちに核兵器をなくしてほしいと運動してきました。被爆から72年、今こそ核兵器禁止条約が締結されることを期待したい」と語った。
パレードの後、東友会の大岩孝平代表理事は「核兵器廃絶に向けて核保有国内の世論を盛り上げるには、これからが本番。被爆者はがんばり続ける」と決意を語った。
ニューヨーク女性行進に連帯してこの日、国内では広島や名古屋など8カ所でパレードが行われた。
米国では16日、核兵器の禁止と廃絶を求める「ヒバクシャ国際署名」296万3889人分の目録が、被爆者代表から交渉会議のホワイト議長に手渡された。
コメントをお書きください