有害化学物質に関するロッテルダム条約の締約国会議が4月24日に始まった。国際労働組合総連合(ITUC)などは、条約の危険物質リストにクリソタイル・アスベストを追加するよう求めている。そのためには、リスト追加の決定を全会一致ではなく参加国75%の賛成で可能とする修正提案への賛同を、各国政府に働き掛けている。
条約を批准しているのは157カ国。ロシアやカザフスタンはクリソタイル・アスベストを輸出しており、これまで規制に反対してきた。
今回は、アフリカ12カ国が修正案を提出。75%の賛成で新たな化学物質の危険リスト追加を可能にしようとしている。ITUCや製造業労組のインダストリオールなどの労組はこの提案を歓迎している。
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