金属製造業や情報通信産業の労組でつくるJMITUは3月24日段階の賃上げ回答集計を発表した。昨年を上回る127支部・分会が有額回答を引き出し、回答額は組合平均で5094円(1・89%)、組合員平均では5804円(2・07%)。昨年同期とほぼ同水準となっている。
JMITUの春闘はストライキを軸に上積み回答を引き出す戦術が特徴。小坂研究所(7500円)、日本ロール製造(1万500円)の支部が3次回答、カネテック(6800円)、日立建機ティエラ(7100円)が4次回答を得て、さらに上積みを目指している。
再雇用者の賃上げや初任給の増額、若年層への配分など人材確保を意識した回答も少なくない。東京測器支部は再雇用者の賃金について、現役時の50~60%から5ポイント引き上げるとの回答を引き出した。
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