世界的乳製品メーカー、ラクタリスのオーストラリア工場で続いていた労働争議がこのほど解決した。国際食品労建(IUF)の3月21日付ニュースによると製造業労組(AMWU)は賃上げを確保した上で、派遣・請負労働の拡大を阻止。直接雇用の労働者を増やす内容の協約を締結した。
これによって、61日間続いた工場側のロックアウトも解除された。
工場側は柔軟な雇用を増やそうと、派遣・請負労働者の拡大を狙っていた。組合はこれを阻止し、逆に直接雇用でカバーする範囲の拡大を認めさせた。
協約では物価上昇率以上の賃上げを確保。ロックアウトされていた61日間の賃金補償も勝ち取った。
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