国際サッカー連盟(FIFA)は3月10日、人権擁護のための独立諮問委員会を発足させたと発表した。企業や市民グループ代表、国連担当者ら8人の専門家で構成し、労働組合からは建設関係の国際組織BWIの書記長が参加している。
主催するワールドカップなどでは、スタジアム建設やボール・ユニホーム製造をめぐり、強制労働や労働法違反が繰り返されてきた。BWIなどはこれまでも「労働者の権利を尊重せよ」と訴えてきた経緯があり、今回の諮問委員会設置も「前進に向けた第一歩」と歓迎している。
諮問委員会は最低年2回開かれる。FIFAに提言を行い、履行状況も毎回チェックするという。
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