メキシコの大手金属鉱山プリメロ・マイニング社で約千人の労働者がストライキを続けている。経営側が賃上げに合意しておきながら、交渉の最終盤になっていきなり「ゼロからのスタートにしてくれ」と言い出したためだ。
賃上げ交渉は2月7日にスタートした。中心課題の賃金と手当について合意に達し、「その他」の要求について話し合っていた段階で経営側が急に態度を変えた。
組合は「約束破りは許せない」と、14日に全員一致でストライキを決定。2月22日時点でもストを続けている。
上部団体の鉱山労組は「労働者の利益を守るための抗議行動だが、解決に向けた再交渉にはいつでも応じる用意はある」との見解を表明している。
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