英国労働組合会議(TUC)が2月24日、2016年の不払い残業代試算を発表した。労働者は合計で年間336億ポンド(約4兆7千億円)もの残業代を失っていると指摘した。
それによると、530万人以上の労働者は週平均7・7時間の不払い残業を強いられている。年間では1人当たり6301ポンド(約88万円)になる。
TUCは欧州連合(EU)離脱によって、EU指令などのルールが軽視される恐れを指摘し、不払い残業時間が増えるのではと懸念。
フランシス・オグレイディ書記長は「少しの残業であっても軽視してはいけない。長時間労働の文化は決していい成果を生まないことを経営者に理解させよう」と語った。
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