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    うつ病で労災認定/トラック運転手の女性

     明豊物流株式会社(東京都町田市)に勤める女性トラックドライバー(41)が、長時間労働とパワハラでうつ病を発症したとして労災認定された。八王子労働基準監督署が12月19日付で認定した。プレカリアートユニオン組合員である女性は同27日の会見で、「奴隷ではなく人間らしく働ける会社になるべき」と述べた。

     2009年にアルバイトとして採用され、13年からは正規社員として勤務。長時間・休日労働が恒常化する中で、繁忙期には月200時間を超える時間外労働や3カ月無休もあった。

     13年9月に組合に加入。団交を通じ労働時間管理の強化や全社員の社会保険加入などを勝ち取ったが、上司からの暴言や無視など日常的なパワハラを受けていた。14年末頃からうつ病を発症し、15年2月に休職。会社は同年7月、女性を解雇していた。