「機関紙連合通信社」は労働組合や市民団体の新聞編集向けに記事を配信しています

    写真で見る労働運動の歴史


    • 焦土と食糧難から日本の戦後は始まった。外地から引き揚げてきた家族ら（1947年）
    • 壊れたままの校舎でも元気な子どもたち
    • 人員整理に195日のストで闘い米軍まで出動した東宝争議（1948年）
    • 官公労と民間で準備された2・1ゼネストがアメリカ占領軍の命令で中止された（1947年）
    • アメリカ占領軍の指令によるレッドパージで12万人以上が職場から追放（1950年）
    • 戦後の労働組合の全国組織として総評が結成される（1950年）
    • デパートの老舗三越でもストライキ（1951年）
    • 結婚の自由など22項目の要求を掲げ長期にわたり人権闘争として世論の共感を集めた近江絹糸葬儀（1954年）
    • ビキニ水爆実験で第五福竜丸が被災。原水爆禁止署名運動として全国へ広がり、原水爆禁止世界大会へとつながった（1954年）
    • 全国的な統一闘争を春に集中して取り組む「春闘」が始まった（1955年）
    • 全国から母親たちが集まり家庭、職場など女性の生活を討議する母親大会が始まる（1955年）
    • 日米安保条約改定に反対する大規模な行動が各地で展開、国会周辺は連日包囲された（1960年）
    • 「総資本対総労働」とも呼ばれた三井三池争議。ストライキ闘争は200日におよぶ（1960年）
    • 高度経済成長で求められた若い労働力。集団就職列車で上京する中卒者は「金のたまご」とも呼ばれた（1962年）
    • 女性たちも働く時代に。彼女たちはBGやOLと呼ばれた
    • 沖縄返還運動。鹿児島と沖縄の境界線である北緯27度線上での海上大会（1969年）
    • 72春闘では全交運と公労協が初めて統一の交通ゼネストを行った（1972年）
    • ベトナム反戦運動、米戦車の搬出を若者たちが座り込みで阻止（1972年・撮影　尾辻弥寿雄）
    • 石油危機で買い占めや売り惜しみが発生物価高騰が国民を苦しめた（1973年）
    • 狂乱物価のもと賃上げなどを要求した74春闘は史上空前の賃上げ率32.9％（民間）を勝ち取った（1974年）
    • 前首相が逮捕されたロッキード事件は戦後最大の疑獄事件に（1977年）
    • 世界的な反核の波。国連軍縮総会にあわせたニューヨークの反核デモには世界中から100万人が参加した(撮影　尾辻弥寿雄）
    • 「国鉄改革」により分割・民営化される前夜、東京駅前で抗議する国労組合員と支援者ら（1987年）
    • 「消費税は景気を後退させる」とデパート業界も反対、政府は国民の反対を押し切って導入（1989年）
    • 戦後第3の労働戦線統一として連合、全労連、全労協が結成される（1989年）
    • 米兵による犯罪に苦しめられてきた沖縄。県民総決起集会で基地の撤去、地位協定の見直しを要求する（1995年）
    • 労基法改悪阻止の闘いに労働団体が組織の枠をこえてエールの交換（1998年）
    • 日本を再び戦争に巻き込むなと陸海空港湾など20労組と宗教者が中心となって新ガイドラインに抗議（1999年）
    • プロ野球労組が初のストライキ、ファンたちも支援の集会開く（2004年）
    • 仕事と住まいを失った派遣労働者、非正規労働者のために東京・日比谷公園に開設された「年越し派遣村」（2009年）
    • 普天間基地の閉鎖と県外移設を求めて沖縄が立ち上がった。9万人の参加者で埋め尽くされた読谷村の会場（2010年）
    • 経営再建中の日航がベテラン社員を整理解雇に、撤回を求めて裁判へ（2011年）
    • 東日本大震災。東北沿岸地域では津波などによる被害で死者・行方不明者が18000人以上に(2011年）
    • 福島第一原発事故を契機に脱原発の運動がひろがる。首相官邸前では毎週金曜日に抗議行動が続けられている（写真は2012年6月29日の大行動）

    連合通信社が設立した翌年、1949年に写真部を開設しました。情報をリアルに伝える媒体として写真の配信サービスは必要不可欠なものと考えていました。以来60年以上にわたり日本の労働運動、市民運動や環境問題、反核運動などの取材を続け、記録してきた写真の点数は5万点以上におよびます。

    ここに紹介したのはその一部ですが、年史づくりなど過去の歴史的な写真が必要な場合、提供サービスを行っています。写真部へご相談ください。