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    香港市民に連帯を表明/若者らが東京で行動/逃亡犯条例案を厳しく批判

     犯罪容疑者を中国本土に移送することを可能にする「逃亡犯条例」改定に反対している香港の市民に連帯しようと6月13日、東京で緊急行動が取り組まれた。参加者は「香港加油(がんばれ)」などのプラカードを掲げてアピールした。

     千代田区にある香港経済貿易代表部前の行動に続いて、夜にはJR渋谷駅前で集会を開き、香港からの留学生や日本の若者らが多数参加した。

     留学生の1人は「5年前の雨傘運動以降、ひどいことが繰り返されてきて市民の間に不満がたまっていた。それが今回爆発した。市民に銃(ゴム弾や催涙弾)を向けるなんて信じられない。香港政府は中国政府の言いなりだ」などと訴えた。

     別の留学生は「香港がひどいことになっているが、応援してくれる日本人の姿に勇気と希望をもらった。ありがとう」と語った。

     緊急行動は、「辺野古」県民投票の会の代表を務めた元山仁士郎さんが前日に呼び掛けた。元山さんは「住民の声を聞かない政府に弾圧されている点で、沖縄と香港は共通する。香港で声を上げている人たちを励ましたい」と述べた。

     緊急行動で発表した声明は香港の条例案について「自由と民主主義を脅かすもの。同じ東アジアで自由と民主主義、自治の価値を重んじる国民として、香港政府に対して市民の声に耳を傾けるよう求める」と強調している。

     

    〈写真〉条例案の問題点を訴える参加者(6月13日、JR渋谷駅前)